前へ、前へ
      2016 / 01 / 04 ( Mon )
      昨日(1月3日)の朝。

      犬たちと東大の陸上トラック沿いの土手道を歩いていますと、
      トラックレーンをニコニコ嬉しそうに走って凧上げしている小さな女の子が。

      その後方を、同じくニコニコ笑顔で見守るママさんが歩いていらっしゃいました。

      女の子は一旦足を止め、コートをママに脱がせてもらい、

      今度はもっとスピードをあげて走り始めました。

      いっそう空高く舞い上がり、ひらりひらりはためく凧と
      女の子のそれは楽しげな満面の笑みが遠目からも見えました。


      ふと、トラック中央を見ますと、そちらではシュート合戦をしているらしき
      兄弟とパパの姿が。
      パパがシュートを決めたらしく、心から嬉しそうに腕を突き上げ「やったー!」

      ゴールキーパー役のお兄ちゃんは、悔しそうにガックリポーズ。

      弟くんは、そんなふたりがおかしいやら楽しいやらで
      鈴を転がすような屈託ない笑い声をあげていました。

      そんな親子の光景に、犬連れの通りすがりのギャラリーも思わず笑顔。


      上空に広がる澄みわたった青空を見上げ、

      (いいお正月だな・・・)としみじみ思いました。

      foodpic6678058.jpg

      可愛いお預かり組のお写真は、明日以降順次ご紹介いたしますね。

      今日は犬とは関係のないお話です。



      実に久しぶりに以前通っていた乗馬クラブにお電話しました。
      5、6年ぶりでしょうか。

      ところが、何度お電話しても、「この番号は現在使われておりません」
      アナウンスが・・・・。


      まさか、まさか・・・・・


      クラブオーナーさんの携帯番号は存じ上げていましたが、
      直接確認する勇気がなく、古くからのメンバーさんの携帯にぴぽぱ。

      お忙しい中、すぐにお返事くださり、
      単にクラブの電話番号が変わっただけ、とわかり安堵しました。

      よかった、よかった・・・・・!!

      この6年、これまでお近くを通りがかることはあっても、
      クラブにはなかなか足が向きませんでした。
      懐かしい面々にお会いしたいな、との気持ちはありましたが、
      騎乗意欲は沸きませんでした。

      でも、私の中でそのクラブは、「いつでもひょっこり帰ることができる」
      そんな、心の拠り所的存在であったことに今日改めて気づかされました。

      クラブもだいぶ様変わりしたようですが、
      現在もなお、「そこに在る・在り続けてくれている」
      この一点の事実が私には本当に本当に嬉しかったです。

      また、馬に乗りたい。

      乗ろう、乗るぞ!!

      この自分が、よもや再び馬の背に跨りたいと思う日が来ようとは
      思いもよりませんでした。



      ということで、クラブオーナーさんに、無事お電話が通じ、
      今月中にクラブにお邪魔させていただけることになりました。

      嬉しいことに、私が特に気に入っていたポニーの「ジャムちゃん」が
      今なお健在で、悠々自適の老後生活をクラブで送っていると
      お知らせいただきました!
      ジャムちゃんっ!!!!

      jam.jpg
      現役時代のジャムちゃん。
      (ちなみに名前の由来は、当時NHKの「お母さんといっしょ」に出てくる
       アニメの主人公、カタツムリのジャム。はるばる岩手から4頭積み馬運車で
       たった一頭でクラブにやってきたとか。クラブ設立当時からの一番の古株です。)


      私の欲目を抜きにしても、めっぽう可愛く、性格がよく、芯が強くて丈夫で
      頼りになって、ちょっといないほどのポニー君なのであります!




      horse.jpg
      ポニークラブは「ジャムチーム」と呼ばれました。


      今日は、そのジャムチームを率いておられたフォレストママさんが
      お忙しい合間を塗って定期的に発行されていた「ジャム通信」最終号を
      ご紹介してお別れいたします。
      子供たちが、ジャムチームで学んだことは、けっして乗馬技術だけでは
      なかったと、私は確信しています。



      馬は前へ出ていてこそ、心身をほぐし、人の扶助に応じてくれるようになります。
      推進力が足りないところでは、何をしても通じないのです。
      人も、同じじゃないかって思うんです。

      自分で、そう、と決めたら、決めた自分を信じて行動すべきです。
      当然、失敗もあるでしょうが、失敗は、原因と方法を教えてくれる
      最良の経験ですから、するべきです。
      へんですね、「失敗をするべき」なんて。
      失敗をしたら、少し立ち止まり、また前へ出ればいいのです。
      しかし、自信がないと、失敗をすると前へ出る勇気は湧いてこないでしょう。
      ポイントはここです。

      馬も失敗をした時、それがわかっているような気がします。
      その時、おこるのではなく、励ます方が、はるかに馬を助けます。
      おこってばかりいると、馬は自信を無くし、やがて人を信じなくなります。

      皆さんも、馬を自分におきかえてみてください。
      失敗した時、おこられればやる気がなくなるでしょう。
      逆に励まされると、その言葉は、いつもよりうんと心にしみる。
      またがんばってみようという気にもなるものです。
      馬に乗ることは昨日今日できたわけではありません。
      一年も二年も、時間をかけてできるようになったことです。
      そうですね?
      ぜひ、自信をもってください。
      でも、馬に乗れるから自信があるとか、
      友達が出来ないことが出来るから自信があるんだ、
      というような考え方はしないでほしい。

      何かができるから自信がある、というのは、本当の自信ではない、
      と私は思います。
      確かに、「できる」という経験を積むことは、自信へとつながる。
      たとえば、算数の計算ができるから自信がある、というのは、
      実は算数という枠の中だけでの自信です。
      枠を越えて本当の自信をつかむためには、たとえできなくても、
      へこたれないことが必要です。
      そのためには、自分を知ることから始めなくてはならないでしょう。
      そして、失敗しても自分は大丈夫、またがんばれるんだ、と
      自分が自分を励まし、また人から励まされるという経験がたくさん必要なのです。

      おこられてばかりいる自分は、自分を認められません。
      励まされる自分は、自分を信じる力を持ちます。
      自分を信じることができれば、失敗しても、また前に出る気持ちが湧いてくる。
      失敗を恐れなくていい。
      私は、馬を通じて、このことが伝えたくて、皆の先生をやっているのかもしれない・・・。
      本当の自信を持てた人は、自慢しない、人をけなさない、自分をあきらめない。

      (平成22年4月20日発行 ジャム通信vol.12より一部転載)






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