心優しき人々
      2015 / 06 / 08 ( Mon )

      Image from GATAG


      ヴィクトリア朝時代、動物画家として人気を博したSir Edwin Henry Landseerの作品。

      彼は犬モチーフの絵画で特に評価が高かったようですが、個人的に
      この作品が一番お気に入りです。

      葦毛のお馬さんの曲線美はもちろんのこと、
      これから外乗に出るつもりであろうご主人様を、鞭と馬の手綱くわえて、
      今か今かと待ちわびるボーダーくん(かな?)の、
      「お仕事してまっす!(キリッ)」な様子が、なんとも良いですね♪

      犬のいじらしさ、賢さ、忠誠心、愛らしさを感じさせる一枚です。


      つくづく、犬ってなんて愛おしい生き物なんだろう・・・と思います。



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      先日、お客様のお兄様が北海道からご家族と上京された折に、
      ホテルにもお立ち寄りくださいました。

      お宅には、20歳になるワンちゃんが元気で暮しているそうです。

      最近、もう一頭増えたんですよ、とお兄様。

      伺えば、18歳のこれまた超高齢犬とか!

      18年前、おうちで生まれた子犬をお譲りした先のご家庭が、
      お引越しに伴い飼育できなくなった。
      ついては引き取り手が見つからない場合は、保健所に連れていくしかない、と
      おっしゃったため、お兄様が引き取られたのだそうです。


      「18年間共に暮らした犬を、『保健所に連れて行く』と口にできてしまう時点で
       こりゃダメだ、と思いまして・・・。」



      余生をゆっくり過ごさせてあげよう、と実に18年ぶりに生まれ故郷に
      錦を飾ったその子は、日に日に元気と食欲を取戻し、
      拝見したお写真は18歳とは思えないほど若々しいお顔でした!

      (戻ってこれて、本当に本当によかったねぇ・・・・・)


      スマホの画面越しに、何度も語りかけずにはいられませんでした。


      何の心配もなく、自然溢れるひろーい敷地でゆうゆうシニアライフを
      送れるその子は、本当にラッキー君です。


      20歳の先住ワンちゃんと、仲良く、平和に暮していけることでしょう。


      よかった、よかったなぁ。





      実は私の実家のゴンタ君も、一歩遅ければ、保健所に連れて行かれて
      いたかもしれません。

      当時既に13歳と高齢だったゴンタ君は、家族の死去や施設入所によって、
      動物が生理的に苦手な親族の意向で、あわや保健所へ・・・という状況に
      置かれていました。


      縁あって身内でもある我が家に引き取られたわけですが、
      伯母の施設入所が決定するまでの間、ゴンタ君の食事やりや、
      時々散歩に連れ出すなどのお世話を一手に引き受けてくださったのは、
      心優しい隣家のご夫婦でした。


      「ゴンタは我が家で面倒みます。」とご報告とお礼に伺った時、
      「よかった、よかった・・・・!ゴンちゃん、本当によかった!!」
      と奥様がさめざめ涙を流して喜んでくださいました。

      ご夫婦は、ゴンタの行く末をずっと気にかけてくださっていました。
      できるものなら自分たちが引き取ってあげたい、でも先住犬がひどく
      嫉妬し、今でさえゴンタの世話に出向くたびに攻撃的に吠えつづけ、
      ゴンタを迎え入れることは状況的に難しい、と断念したそうです。

      とはいえ、10歳を超えた高齢犬。
      そう簡単には引き取り手はみつからないだろう、
      最悪保健所に連れていかれてしまうのでは・・・と心配で仕方なかった、と
      胸の内をあかしてくださいました。


      無人の家の庭に、一人ぼっちで繋がれて過ごすという、
      犬にとっては耐え難い寂しい生活を強いられていた割に、
      ゴンタの表情に暗さが微塵も感じられなかった理由は、
      こういう心優しい隣人さんに気にかけ、支え続けていただけたからだ・・・・と
      やっと合点がいきました。



      18歳のシニア犬を迷わず引き受けられたお客様のお兄様ご一家。

      一人ぼっちで家に取り残されたゴンタを気にかけ、毎日毎日お世話に通って
      くださった、隣家のご夫妻。


      弱き動物たちに心をくだいてくださる、心優しき方々に
      神様のご加護がありますように!
      どうか、よいことがたくさんたくさんありますように!!


      その一言ですね、本当に。


      foodpic6151710.jpg
      (ゴンタ君。我が家に来て1年ほどの時)


      父は今でもお墓参りに行った際は、綺麗に手入れしたゴンタを同伴し、
      隣家のご夫妻にご挨拶に伺うのだそうです。

      「ゴンちゃん、こんなに手をかけてもらって・・・・・。」と奥様またもや涙涙。


      お二人が繋げてくださったゴンタの命。

      その命を、健やかに、できるだけ長らえさせてあげたいなぁと
      しみじみ思います。


      来週、ひさしぶりにゴンタに会えます。

      ゴンちゃん、美味しいオヤツを持って帰るからね!




      (おまけ)

      foodpic6151773.jpg
      お兄様から、朝積みの新鮮な北海道産アスパラガスを
      たーくさん差し入れいただきました♪





      foodpic6151780.jpg
      イカと炒めたり、豆乳リゾット(もどき)にしたりして
      全てとっっても美味しく御馳走になりました

      柔らかくて、甘みがあって、お味が濃くて本当に
      美味しゅうございました!!!

      北海道の旬なお野菜をたっぷり贅沢に堪能させていただきましたm(__)m
      どうもありがとうございました



      今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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