愛犬の防災事情(その2)
      2010 / 01 / 27 ( Wed )
      またまた動物の防災事情につきまして。
      参考になりそうな本とサイトをご紹介させていただきます。

      まずは、犬と猫のための災害サバイバル
      香取 章子著
      出版社:学習研究社 (2002年8月発売)


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      現在アマゾンでは、中古本のみの取扱いのようです。
      (絶版なのか、増刷中なのかは不明。)


      次は、静岡県が阪神・淡路大震災の翌年策定した
      「避難所のペット対策マニュアル」

      主なポイントのみの簡便な記載ですが
      「6- 過去の教訓」には、阪神・淡路大震災時に
      おける被災ペットの保護収容状況と、
      兵庫県の避難所67カ所における犬と猫の飼育場所
      に関する調査結果が載っています。

      飼育率は避難所の約8割。173頭の犬のうち、
      4割近い犬が避難所の屋内で飼い主と同居。
      約2割が自宅(瓦礫の中含む)、2割弱がテント内外...
      と続きます。
      避難所で飼い主と同居できた犬が4割もいたことに驚きました
      が、以前目にした動物飼いの被災者の方の体験談を思い出し
      ました。

      「震災から2~3日は互いに被災者意識があるものの、
       その後は勝手も出てきて揉めがちに。
       そんな時、一番に出るのはペット問題。
       『臭い、汚い、うるさい』と・・・・」

      想像に難くない状況です。
      鳴き声、衛生問題以外にも、人が横になるスペース
      さえ、十分に確保するのが難しい状況の中、動物の
      同居を認めるというのは、避難所にとっても難しい決断
      かもしれません。

      一方、動物救護センターに保護収容された被災犬の頭数
      約1,000頭のうち、無事飼い主の元に戻ることができた犬は
      3割にとどまった事実を考えますと、ヒトと動物両方の
      防災対策の必要性をひしと感じました。

      最後にご紹介しますのは、NPO法人 防災情報機構
      が発信する「防災情報新聞」より、ペット防災会議に
      関する記事。
       
      こちらの(2)の回には、先にご紹介した
      『犬と猫のための災害サバイバル』の著者香取章子さんが、
      (3)(4)の回には、災害時のペットへの取り組みが
      進んでいるとされる新宿区保健所衛生課の担当者の
      お話が掲載されています。

      お二人が強調されているのは、「動物の安全管理責任は、
      私たち飼い主にある」ということ。
      普段の管理だけではなく、災害時なども含めて責任を
      もって動物を管理すべきとの言葉を噛みしめます。

      なにもかも、行政に頼りきるのではなく、行政が提供
      できるもの、飼い主自ら対処、管理すべきものを
      行政と地域市民が互いに話し合い、協働していくことが
      緊急時には特に大切なのですね。


      (1)行方不明犬を探す
      (2)ペットは「社会の一員」に
      (3)新宿区の動物救護マニュアル
      (4)どこまで行政が準備できるか


      地震はいつ発生するかわかりません。
      私どもも、お客様のワンちゃんをお預かりしている時に
      震災に見舞われた場合の行動指針を決めておく必要があります。

      チーム・ウィルでは、万が一の事態に備え、お申し込み
      いただく際、あらかじめお客様のご自宅周辺の避難場所と、
      犬の同行避難の可否も併せて確認させていただくことに
      いたしました。
      もし、最寄りの避難所がペットの同行避難不可の場合の
      対応をどうするか、あらかじめすり合わせしておきたいと
      考えております。
      仮に地震が収まった場合でも、延焼の危険があるため
      ワンちゃんを家に残していくことはできません。
      もちろん、都度飼い主さんと連絡をお取りしてご指示を
      仰ぎますが、仮に連絡がお取りできない場合も想定され
      ます。
      災害は起こらないにこしたことはありませんが、
      いつ来てもおかしくないといわれている昨今、
      この機会に、一緒にワンちゃんの防災を考えていければ
      いいですね。

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