4周忌に寄せて
      2014 / 10 / 03 ( Fri )
      昨日はあいにくのお天気模様。


      でも、今日は朝から快晴です。
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      4年前の10月2日も、秋晴れでした。


      病院で息を引き取ったベリーを連れ帰り、そのまま向かった先は
      牧場でした。


      最後に牧場に連れていった日、(わずか10日前のことでした)
      「まだ帰りたくない」と訴えるベリーに約束したのです。


      「また連れてきてあげるから。」

      そういって、ベリーのカラーをそっとつかんで車に連れていきました。



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      ベリーを慈しんでくださった、牧場主と奥様にお別れをして
      いただきたかったのです。
      私の最愛の犬の死を、心から悼んでくださるお二方に。


      今にして思えば、私のエゴだったような気がしています。

      美しく、元気な姿だけを、お二人の記憶にとどめていただけた方が
      ベリーは喜んだかもしれないな、と後になって思いました。

      車中で、静かに寝入っているようにしか見えない愛犬は、
      正確に言えばベリーでありながら、
      もはやベリーではなかったのですから。



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      最後の日のことは、あまり思い出さないようにしています。

      ただ、これだけはお伝えしたいと思います。

      その日も当直医がいるものとばかり思い込んでいた私は、
      夜間何度も何度も病院に電話をしました。

      愛犬の苦しそうな様子にまんじりともせず、
      片っ端から過去にかかったことのある病院や
      こころあたりを電話であたりました。ひたすら祈る気持ちで。

      結局私は、膵炎を主因とする惨い炎症の痛みと高熱に苦しむ愛犬に
      痛み止めを手配してあげることすらできませんでした。

      かかりつけの病院が開くまでの間、酷い苦しみに耐えさせてしまいました。


      病院が開く朝9時までの間に、愛犬の痛みを緩和してくれる獣医師を
      一人も見つけてあげられないと悟った時、思いました。


      (これは罰だ。)

      詰めが甘い自分への、

      主治医が、患犬のフィジカルな痛み、家族の精神的苦痛に敏感で
      誠実であるか、しっかり見極められなかった自分への罰だ。

      うすうす気づいていながら、(ベリーはまだ若いし、
      主治医探しの時間はまだたっぷりある)と先延ばししていた、
      不誠実な自分への。




      もしあの夜、往診に応じてくださる先生を見つけてあげられたなら、
      どんなにベリーも私も救われたことでしょう。

      往診いただけたとしても、死は避けられなかったと思います。

      でも、たとえ束の間であったとしても、酷い痛みを和らげて
      あげることができたはず。

      あの時、何を置いても私がしてあげるべきことはそれでした。


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      先日住み慣れた自宅で最期を迎えることができた凛ちゃんを
      往診してくださった獣医さんにお願いして、先生の看板を
      1つお譲りいただきました。


      偶然にも、そちらの看板を昨日いただくことができ、
      早速、ホテルの前に設置させていただきました。


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      初日だけ、ママさんからいただいた凛たんのお写真も一緒に貼りました。




      ご家族と先生のご了解をいただき、私も凛ちゃんの
      診察に立ちあわせていただきました。


      問診、診察は丁寧で、患犬への労りが随所に感じられました。

      痛み止めを含め、各種注射をそれは素晴らしい手際でなさいました。

      その手は速く、確実で、そして思いやりにあふれていました。

      その場に居合わせたご家族も、きっと同じ印象を持たれたことでしょう。

      残念ながら、往診可能な地域は、渋谷区、世田谷区、目黒区などの
      周辺に限られてしまうそうですが、もしこの周辺にお住まいの方で、
      高齢や重い病気などで通院じたいが負担になってしまう犬のご家族は、
      信頼できる獣医師による往診による「緩和医療」という選択を
      検討されてはいかがでしょうか。


      死にゆく愛犬のために、私たち家族がまずしてあげるべきことは、
      彼らの痛み、苦痛、ストレスをできる限り緩和してあげることだと
      私は思います。

      緩和医療をもし住み慣れた自宅で行ってあげることができるとしたら、
      なにより犬たちのQOLと心身の負担は格段に違ってくることでしょう!



      このような先生ともしあの時巡り会っていたら・・・と
      やっぱり思ってしまいます。



      最後に。

      当ホテルは、本件の先生をはじめ、どちらの病院、店舗さんとも
      業務提携は一切ございません。
      今回は、良心的な往診サービスの存在をお近くにお住まいの方々にも
      知っていただきたく、私のたっての希望で看板を掲示させていただきました。



      最愛の犬の命日に、緩和医療の往診サービスの
      周知にほんの少しでも関われたことを、心から嬉しく思います。

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      (お礼)


      凛たんママさんより頂戴したお菓子。
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      ベリーにもおすそ分けさせていただきましたm(__)m






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      ゴーちゃんママ、ベリーのイメージにぴったりなお花を
      どうもありがとうございました
      昨日出向いたお花屋さんにピンとくるお花が見当たらず、
      少々がっかりしていたところでしたので、お気持ちが
      本当にありがたく、嬉しゅうございました!



      Sさん、ベリーにもオヤツのプレゼントをくださり、
      本当にありがとうございました。
      (実家でお供えさせていただきました)



      そして今でも折に触れてベリーを思い出してくださる皆様へ
      心より御礼申し上げます。

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