あえて厳しいことを書きますが・・・。
      2014 / 05 / 31 ( Sat )
      ふと、例の、往来をノーリード散歩していらしたおじいさん
      最近お見かけしないな、と思いました。

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      ちょうどその時、お散歩をご一緒していたワン友さんにお尋ねしますと、
      最近、おじいさんがお一人で歩いておられるところを何度かお見かけした、と。

      「ワンちゃん、交通事故に遭ったのではないといいけれど・・・・」


      私と同じ想いを、ワン友さんが口にされました。

      恐らく当時で10歳程度かと思われたワンちゃん。
      確かにいつ事故に遭っても不思議ではない状況でしたが、
      どうかどうか、事故に遭ってはいませんように・・・・。




      久しぶりに、このおじいさんを思い出したのは、
      昨日拝見した、あるブログの訃報記事が影響したのかもしれません。


      それは、ブログ主さんの愛犬とよくお散歩で一緒になっていた
      お友達犬の訃報記事でした。

      ご自宅前で、交通事故に遭ってしまった、と・・・・。
      飼い主さんがポストから郵便物を出している間の事故だったそうです。

      ご自宅前は道幅が狭く、普段は滅多に車の通りがないそうですが、
      残念なことに、お隣にお住まいのご年配の方の運転する車に
      轢かれてしまったそうです。
      そして、轢いてしまった方も、犬と暮らしておいでだとか・・・。


      「確かに犬をノーリードにしていた飼い主が悪い。
      が、轢いた側にしても、お悔みの言葉一つ、お線香の一本手向けてくださっても
      よいのではないか・・・」
      とのブログ主さんのお言葉は、飼い主さんの悲痛な胸中を
      代弁したものかもしれません。

      かける言葉がない、とはこのことです。


      でも・・・・・

      ブログ主さんがアップされた、亡くなった子のお散歩時のお写真は、
      すべてノーリード状態のもの。

      一見して、公道と思しき場所もあり、恐らく
      この子は、日常的にノーリードでお散歩していたのだろうな、と推察されました。

      もしそれが事実だとしたら、大変厳しい言い方ですが、本当に痛ましい、
      けれど、起こるべくして起こった事故だと思います。

      愛犬を突然目の前で亡くされた飼い主さんはもちろんのこと、
      隣人の犬を轢いてしまった方もまた、お気の毒だと私は思いました。

      轢きたくて動物を轢く人など、まずいないことでしょう。
      ましてや自身も動物と暮らす身であれば、尚更です。

      (犬が大事、可愛いというのなら、なぜ毎日毎日リードをつけずに
       往来を歩かせるのか!そもそもしっかりリードに繋いでくれていたら
       こんなことにはならずに済んだのに・・・・。)

      一頭の可愛い犬の命を奪ってしまったことへの慙愧の念、
      同じく犬と暮らす身であるからこそわかりすぎるほどわかる飼い主さんの嘆き、
      その一方で、(なぜ犬を放していたのだ??)と怒りにも似た気持ちが
      湧き上がったとしても、不思議はありません。



      かつて、飛び出してきた猫を轢いてしまった動物好きの友達は、
      愛車を処分し、二度と車を運転することはありませんでした。

      幸いにも私自身は、動物を轢いた経験はありませんが、
      彼女の心情は、理解できました。

      生き物を轢いた時の感覚、ショックが、一生ぬぐえないトラウマになる人もいます。
      運転席のみならず、助手席に座っている時でさえも、
      (いつまた動物が飛び出してくるか・・・)と戦々恐々されている方も実際に
      身近におられます。




      また、飛び出してきた犬猫を避けようと、とっさにハンドルを切り、
      二次的に人身事故を起こしてしまうことだってあるでしょう。

      もしそれらが飼育されている犬猫であったなら、
      私たち飼い主が、その事故の大元の原因を引き起こした
      加害者の一人たりえると、私は考えています。

      愛する動物を、交通事故で無くされたショックと深い悲しみのただ中にある方に、
      「でも、せめて二次被害を起こさずに済んだのは、不幸中の幸いでした。」
      などと声をかける気には到底なれません。

      が、実際はそういう捉え方もあるのではないでしょうか・・・・。



      以前ブログでも触れましたが、私も一度だけ、車の前に飛び出してきた
      犬を轢きそうになったことがあります。

      教習課程でしたので、助手席には教官が座っておられました。

      突然、目の前に飛び出してきたシーズーを轢きそうになり、とっさに
      急ブレーキを踏みました。
      (ワンちゃんは、リードを引きずって走っていました)


      キキーッ!!急停止した教習車の前にすくむシーズーと、
      その後方から、血相を変えて走ってみえる飼い主さんの姿に
      ホッとするもつかの間、教官から雷が落ちました。



      「なぜ、急ブレーキを踏んだ?
       ナニ、犬だぁ??
       犬なんて轢けばいいじゃないか!
       もし今、後続車があったら、間違いなく
       事故に巻き込んでいたぞ。
       バックミラーで後続確認もせずに
       急ブレーキ踏む奴があるか!!」




      「犬なんて轢けばいい」
      こう平然と言いのけた教官は、きっと動物嫌いな方なのだ・・・と
      その時の私はぶ然としました。
      が、無事免許を取得し、車を運転するようになって当時の教官の意図が
      やっとわかりました。

      急ブレーキによる後続車との追突事故や飛び出してきた物体(動物含む)
      を避けようと急ハンドルを切り、事故に遭う(もしくは他車を巻き込む)ケースが
      私たちが予想する以上に多い現実・・・。


      愛犬をノーリード散歩させる方には、愛犬が事故に遭うリスクのみならず、
      時に他人の命をも危険に晒しかねないリスクをもはらんでいる事実を
      認識いただきたいのです。

      それでも可愛い愛犬を自由に歩かせてあげたい!と往来でノーリードを
      選択される方には、もう何も言うことはありません。

      ただ、愛犬が不幸にも事故に遭ってしまっても、責めるべきは自分たち
      家族のみ、と心しておくべきでしょう。
      どんなに辛く、苦しくても、です。

      飼い主である私たちが、愛犬を脱走させたり、ノーリードにさえしなければ
      防げたはずの事故なのですから・・・。



      最後に、飼い主の不注意により、命を落してしまった
      動物たちの冥福を心よりお祈りいたします。

      そして・・・・

      残されたご家族が、深い悲しみと後悔を乗り越え、
      愛する動物たちの死を無駄にしないよう、
      同じ過ち、悲劇が二度と周囲で繰り返されぬよう、
      できればご自身の辛い体験から学びとったことを
      周囲に語り継いでいただければ・・・と願います。


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      今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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