老いに関するセミナー受講記(その1)
      2009 / 12 / 15 ( Tue )
      12月5日、6日の2日間、「家庭動物の高齢化に向けて」と題した
      セミナーに参加してまいりました。
      今回は、飼い主さんをサポートする立場にある職業の方を対象と
      したもので、参加者のほとんどが動物看護師さん、獣医さんでした。
      講師のお一人は、神戸市で犬のマナー教室「ドルチェカーネ中塚
      を主催し、3年前から老犬教室を全国に先駆けて開始されている
      中塚圭子さん。(著書「犬の老いじたく」(角川SSC新書)は実践的で
      とてもわかりやすい良書と評判です。)
      もうおひとかたは、大阪ペピイ動物専門学校でコミュニケーション
      講師をされている坂上緑さん。
      中塚さんが「老い」について、坂上さんが「看とり」について
      それぞれレクチャーしてくださいました。

      中塚さんのレクチャーでは実際に老犬教室で高齢犬のケアの際に
      お使いになっているグッズやケア用品を披露くださり、感触や
      使い方、作り方などについてもレクチャーいただきました。
      この日紹介された便利グッズについては後でご紹介させて
      いただきますね。
      中塚さんのお話の中で、特に印象に残った言葉があります。

      「愛犬が寝たきりになったらどうしよう...、と不安に
       思われる飼い主さんはとても多いが、実際寝たきりになる
       子はそれほど多くはない。
       オムツのはかせ方など、あらかじめ飼い主さんが介護の知識を
       持つことで将来の漠然とした不安はある程度軽減すると思う。
       愛犬がまだ元気なうちに一緒に楽しみながら高齢犬のケアや
       介護について学ぶことのできる『老犬教室』を皆さんにもぜひ
       開催してもらえたらと願っている。」

      そしてこうもおっしゃっていました。

      「本やセミナーで知識を得て満足してしまってはダメ。
       得た知識はアウトプット(お客様に情報として提供)して
       こそ意味がある!」

      本当にそのとおりだと思いました。

      TEAM WILLでも来年からごく少人数の老犬教室を開催する
      企画を進めておりましたので、今回大先輩の中塚さんに
      「やってみなはれ!」と背中を押していただけたように
      感じました。

      2日目の午後は、10班に分かれてミニ老犬教室の発表です。
      私の班のテーマは「嗅覚遊び」。
      これは、遊びながらシニア犬の嗅覚と脳を刺激する脳トレゲーム
      です。
      フードを片手に持ち、「どっちの手に入ってるか?」と犬に当て
      させる遊びのいわば応用編で、手の代わりに小さな容器を使います。
      容器の数も犬が慣れるに従い2個から3個、4個・・と増やして
      いきます。
      (※最初はフードを隠すところをチラッと見せてヒントをあげると
        グッド。そして見事当たったらうんと褒めてお互い楽しむ♪
        もし当てられなくても気にしない気にしない^^
        トリーツをより臭いの強いものに変えるなど、いろいろ工夫
        できます。中塚さんは、ササミをレンジでチンして作った特製
        トリーツを使用されるそうです)

      発表内容を班の皆で話し合っている中で、各人からいろいろな
      アイデアが出てきます。

      「自分の犬は、ピーピー鳴るトイが大好きだったので、
       布団の中にぽーんと投げて布団の上から探させたりしたわ。」

      「なるほど、簡単にクリアしちゃう子には、上級編として
       容器の上に大きめのタオルをかぶせてめくれないよう端を
       手で押さえてワンちゃんに上から探させても面白いかも!」

      「セミナーでは、100均のコショウ入れを使っていたけれど、
       自分の病院のパピー教室では紙コップを使っている。
       使い捨てできるし便利。」

      「紙コップなら、嗅覚が衰えたワンちゃんの場合、コップの
       底を簡単にくり抜けるからいいかもね。」

      「嗅覚の衰えた子には、中身を空けた猫缶の中にフードを入れて
       臭いづけすると結構よいみたい。」

      「大型犬の場合は、ビール用の紙コップを使ってもいいかも!」
       
      班のメンバーは、私以外全員動物病院に勤務される看護師さん
      と獣医さんでした。
      このように、他の動物病院に勤務する医療職の方と情報・意見
      交換する場は、とても貴重だなぁとしみじみ思いました。

      また、坂上さんのセミナーにおいても、「安楽死の是非」
      についてグループディスカッションを行う機会がありました。
      この時のメンバーも、私以外は全員動物看護士の方々。
      一度、患犬の苦しむ様子を見かね、安楽死も選択肢の一つとして
      あることを飼い主さんにお伝えしてはどうか?と獣医師に
      進言した経験をお持ちの方もおられました。
      現場で悩み、模索された方の言葉には重みがあり、時間を
      忘れてお話に聞き入ってしまいました。

      忙しい中、時間を工面して今回のセミナーに参加
      された動物医療従事者の方々の熱意溢れる姿勢を
      目の当たりにし、とても心強く感じた次第です。

      各地の動物病院で「老犬教室」が開かれる日もそう遠くない
      かもしれませんね^^。

      おっとすみません、長くなってしまいましたので、この続きは
      明日とさせていただきますね。
      明日は、セミナーで紹介されたお役立ちグッズの一部を
      ご紹介したいと思います^^

      image4227.gif


      23 : 46 : 34 | 飼育・介護関連 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
      <<参考サイト | ホーム | 掲載のお知らせ>>
      コメント
      コメントの投稿














      管理者にだけ表示を許可する

      トラックバック
      トラックバック URL
      http://teamwill.jp/tb.php/51-6226067a
      この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
      | ホーム |