お盆の入り日に
2013 / 08 / 13 ( Tue ) ぶぅ~ん、ゴツっ!
朝の東大をお散歩中、私の日傘に小さな飛行物体が衝突しました。 と、そのまま日傘に着地。 日傘を陽にかざし、傘の内側から相手の影を確認しますと、 ボディからすらり伸びた涼しげな羽の透かしが見えました。 おお、蝉か! そろーり傘を下げ、ご対面しようとしたその瞬間、 ジェッ!!と飛び去って行きました。 (がんばれよ、蝉! その短い命、無事全うできますように。) そんなおもいで見送りました。 ![]() そのしばらく後、帰り道で今度はスズメのヒナを発見。 巣から落下したのでしょうか、残念ながら電柱の下で息絶えていました。 わずかに羽らしきものがちょこんと見られる、生後まもない とても可愛いおチビちゃん。 マンションが増え、木造住宅がめっきり少なくなった都市部では、 巣作りに適した場所が減り、暑さや外敵から身を守るに十分とは いえない場所に巣を設けるケースが増えてきたと聞きます。 このヒナも、酷暑で巣から抜け出そうとして落ちてしまったのかもしれません。 ちょうど事務所に、この子にぴったりな箱がありました。 先日大ちゃんママから頂戴した、金魚のイラストが描かれた可愛いお菓子箱。 箱の中に敷かれた茶の紙パッキンがちょうど鳥の巣のよう。 大ちゃんママに感謝です。 事務所に連れ帰り、おチビちゃんの体を拭いてお線香を手向けてから、 誰にも掘り起こされる心配のない一角に埋葬しました。 もし亡き祖母が生きていたら、間違いなく叱られたことでしょう。 「いい加減にしなさい!!なんでもかんでも家に持ち帰って!!!」 動物嫌いの祖母でした。 でも、動物に対する憐みの気持ちは持ち合わせていた人でした。 私は知っています。 犬たちの水を一番こまめに取り換えてくれていたのは、 祖母だったこと。 「生き物は、かわいそう。」が口癖で、 初代コリーのルイが亡くなった時、 「これだから動物を飼うのはいやだ。」と言っていました。 今年は、TW開業以来はじめてお盆に祖母たちを送ることができ、 うれしく思う不精の孫でありました。 (おまけ) ちなみに、この方も巣から落下した(と思われる)ところを私が発見。 ![]() チュパぞう時代。(※保護して10日目くらいのお写真) 馬屋の上に置かれた干し草の中から落下して、数時間は経過していたハズ・・・。 暑さと鳴き疲れ?でぐったりしていました。 親指サイズのうごうご動く物体が、生後間もない赤ちゃんネコとわかり、 ぐひゃ~!!!したのはちょうど4年前の今頃。 もし当時、祖母(大の猫嫌い)が存命だったなら、 まず間違いなく里子に出されていたであろう雪じろう氏。 今や、雪じろうのいない生活は、考えられない我が家です。 ![]() それでもやっぱり、私はおばあちゃんに生きていてほしかったなぁ。 (おまけ) 実はこの方も、我が家に来ていたかどうか怪しいところ・・・。 ![]() 我が家の歴代犬の中で、おそらく父の最良の相棒、ゴン太。 ![]() 元気に長生きするんだよ。 |
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