映画「狩人と犬 」 と 「木漏れ日の家で」
      2013 / 05 / 14 ( Tue )
      今日はお泊り組のフィンちゃんとマイベッドをシェア中のゴーちゃん。
      ちょっと困り顔?と思いきや・・・・
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      なんと、自らフィンちゃんの隣にやって来て
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      も、萌え・・・・。



      このあと、「オラも~♪」とモフ男までジョインしそうに
      さすがにそれは押しとどめました。
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      人気だなぁ、ゴーちゃんベッド!



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      「ついに観ましたよ!おススメ映画。」

      先日、代々ランで時々お目にかかるラン友さんにお声掛けいただきました。

      その映画とは、犬が登場する映画の中で私が最も好きな作品、
      「狩人と犬-最後の旅
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      以前当ブログでもご紹介したことのある、かの名作です!

      その時の記事はこちら→ おすすめ犬映画

      詳細は省きますが、これだけは一言。

      「犬と自然と映画をこよなく愛する者は、これを観ずして死ぬべからず」


      ぐは!言っちゃった。
      「マイ不動のトップ3」にランキングされる映画です。
      これまでどれだけ多くの方におススメしたかわかりませんが、
      実際に「観ましたよ!」の声をいただけたのは初めてで、
      ちょっと、いやだいぶ嬉しかった次第です。

      監督のニコラス・ヴァニエ自身も著名な探検家。
      映画に登場するキャストは、奥さん役以外すべて本人が演じているという、
      ほぼドキュメンタリーの手法をとった映画です。
      登場するそり犬たちは、ほとんどがヴァニエ監督の愛犬(犬ぞりメンバー)。
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      ロッキー山脈の大自然の映像美は、ただ息をのむほど。
      これは「ぜひご自分の目でご覧あれ!」としか言えません。
      そうそう、ご覧の際は、必ず大画面でご堪能くださいね。
      ご自宅に大画面テレビのない方は、友人知人親戚を頼ってでもぜひ!

      原題は「Last Trapper(最後の罠猟師)」。
      ロッキー山脈で、昔ながらの罠猟を続けながら妻と二人、山で暮らすノーマン。
      彼の言葉の深さに、何度観ても新たな発見があるのもこの映画の素晴らしさ。
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      犬も荷物を運んでる!


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      許しは乞わない、ただ、感謝する。


      これは仕留めた動物に関するノーマンのセリフなのですが、
      当時の私には、とりわけ胸に響く言葉でした。


      日本語のトレイラ―が見つからなかったので、英語版を貼っておきます。
      が、この予告の演出より、ずっとずっと素晴らしい作品だと私は思います。





      ちなみに、冒頭のラン友さんは、DVDを買ってしまったそうです(笑)
      中古版は、アマゾンで1000円ちょっとで買えるようですね!

      (※一応アマゾンもリンクしておきます。)
      狩人と犬、最後の旅 [DVD]





      今日はもう一作、犬映画のカテゴリーには入りませんが、
      犬がとってもよい味を出している作品をご紹介します。

      『木洩れ日の家で』
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      主人公の愛犬フィラを演じたボーダーコリーちゃんのなんとも可愛いこと!!!
      モノクロですが、2007年制作映画。(本邦公開は2011年)

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      アニェラが会話し議論をする、唯一の本当の「友人」、犬のフィラ。
      フィラのおかげで、私たちは日常的な事柄や、「太古から相も変らぬ」事柄に関する、
      彼女の考えや、実に冗談に満ちた滑稽な「対話」を聞くことができます。
             (ドロタ・ケンジェルザヴスカ監督インタビューより)



      主役のアニェラを、撮影当時91歳(!)だった女優ダヌタ・シャフラルスカが
      演じています。(なんと、1915年のお生まれ!!今もご健在のようです。)

      監督、脚本、編集を務めたドロタ・ケンジェルザヴスカ氏はインタビューで
      この作品を、彼女のために執筆したことを明らかにしています。

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      (あらすじ)
      ワルシャワ郊外の緑に囲まれた木造の古い屋敷、
      その家で愛犬フィラデルフィアと静かに暮らす一人の91歳のアニェラ。
      彼女は今、さほど長くはない自らの余生と彼女が愛する家をどうするか考えていた。
      その家で彼女が体験した忘れることのできない甘美な思い出の数々と、
      いろいろなことが思い通りにはいかずに歯がゆい現実。
      やがて彼女が下す人生最後の決断。
      彼女がただひとつだけ遺そうとしたものとは…。

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      間違っているかもしれませんが、私は、さまざまな場所に、
      忘却の彼方に遠ざかってしまう場所、家や空気、
      そしてアニェラのように、老年になると見捨てられて一人きりに
      なってしまう人々を見出すことができると思います。
      また、己れの誇りをかけて、私たちを取り巻く奇妙な世界と闘う、
      日々の生活のヒーローたちも見出すこともできます。

      私のまわりに、アニェラほど前向きで、勇敢で、実際的な人は、
      ほんの少ししかいません。
      また、誠実な(せめて自分自身に対して)人もごくわずかです。
      だからこそ私は、一般には敗北者と思われている老いた女性、
      しかし、人生の最後の日々においてすら、他の人々に
      善を与えることのできる女性について物語ることが
      自分の義務であると思ったのです。

                  ドロタ・ケンジェルザヴスカ監督
        






      全くの余談ですが、私はこの映画をはじめて観た時、昔ポーランドで会った
      おばあさんとその愛犬を思い出しました。

      ヘレナとビンゴ。
      10代の終わりに一人旅で訪れたクラクフ市のツーリストインフォメーションで
      手配されたB&Bが彼らの家でした。

      当初2泊の予定だったクラクフに、結局1週間近く滞在したのは、
      ヘレナとビンゴの家がとても居心地よかったから。

      夕方私が観光から戻ると、ベッドには洗濯され、きれいにたたまれた洋服が。
      (そうだ、シャツにはしっかりアイロンまでかけてくれていたっけ・・・)
      すかさずビンゴが「クッキーおくれ!」と私にねだりにきます。
      「今日はどこに行ってきたの?」ビンゴを捕まえに来たヘレナが私の
      一日の様子を尋ねる、そんな毎日。

      夜、私がコホコホ咳をしていると、「喉にいいから」とはちみつ入りの
      ローズヒップティーを入れて部屋まで持ってきてくれました。
      甘くて、ザクロのような色が目にも綺麗でとっても心に沁みた、
      生まれてはじめてのローズヒップティー。
      あれほど美味しいローズヒップティーには、その後出会えていません。

      自分用にと作ったトマトスープを「飲む?」と差し入れしてくれました。
      (パンも!)
      昔も今もポーランド語はちんぷんかんぷんの私ですが、この一言だけは
      今でも言えます。

      「ポミゾルズッパ、パルゾ、ミ、ズマクーイエ!(トマトスープ、すごく美味しい!)」

      文法や発音なんてめっちゃくちゃ。
      でも、私のでたらめポーランド語に、ヘレナは「Tak,tak!」と
      とっても嬉しそうに頷いてくれました。

      彼女は足が少し悪かったのですが、私を近くに住む、息子夫婦の家に
      連れていってくれました。
      可愛らしい乳児のお孫さんがいたのですが、なんとなく、頻繁には会えて
      いないのかな?そんな印象を受けたのを覚えています。

      そんなこともあって、この映画の主人公アニェラとヘレナが少し重なって
      見えたのかもしれません。
      そして主人公アニェラ同様、ヘレナも明るくお茶目で可愛らしい素敵な女性でした。


      誰しも、思い出すたび胸が懐かしさであたたかく、そしてせつなくなる場所が
      あるように、私にとって、ヘレナとビンゴの住んでいたクラクフの市営アパートの
      一室は、まぎれもなくその一つ・・・。


      おっと、今日もつい脱線してしまった


      「木漏れ日の家で」機会があったらご覧になってみてくださいね。
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