フォートレオンに変えてみました!
      2012 / 06 / 11 ( Mon )
      関東もとうとう梅雨入りしたようですね。

      アジサイが、ひと雨ごとに色づく様子を眺められるのも、この時期ならでは♪

      今の時期はノミ・マダニが増えるシーズンでもあります

      草地にがんがんわけ入っていき、ペットホテルに出入りする
      黒い長毛種のベニーには、ノミ・マダニ駆除薬の投与は必須と
      考えています。


      去年は「フロントライン・プラス」を投与しましたが、今年は
      バイエル薬品の「フォートレオン」にトライしてみました!
      (本当は去年からフォートレオンにしたかったのですが、取り扱っている
       動物病院が近くになく断念)

      IMG_7278 (2)


      個人的に魅力を感じた点


      ①吸血抑制効果(忌避効果)※もちろん駆除効果もあり
       (対象:ノミ・マダニ・蚊・サシバエ)
       →国内で販売されている駆除薬の中で、唯一「マダニの付着防止効果」あり

      ②薬効持続期間がノミ・マダニ共に5~6週間で、投与間隔に悩まずに済む点。

      ③薬剤は、48時間かけて体表(皮膚表面、被毛)に広がり、体内にはほとんど
       吸収されない点

      ④体重区分(16kg~32kg)がベニーの体重(体重28kg)に好都合だったこと
      (※フロントラインは20kg~40kgのため、投与量を都度調整していました)

      ⑤フロントラインのような「ツン」と鼻につくニオイがない点

       (まぁ有効成分の違いはあれ、どちらも殺虫剤(農薬)に違いないの
        ですけれど・・)

      あ、お値段もフロントライン・プラスより若干リーブナブルでした!


      蚊の忌避効果」は、日本では大きなPRポイントのはずですが、
      フォートレオンの添付文書には一切明記されていません。

      (全く同一の製品が「K9 Advantix」の名前で販売されているアメリカでは、
       バッチリ「蚊の忌避、駆除」も効能にうたわれています。
       輸入販売元のバイエル薬品に確認したところ、単に日本では認可申請を
       しなかっただけのようです。
       申請を見送った理由は、フィラリア予防薬のように、体内に入った
       フィラリア幼虫を駆除することができず100%の予防が不可能なため、
       そもそも承認がおりないだろうと踏んだため。
      、承認取得のためには、(当然ですが)申請国における研究データを
       集めなければならず、莫大な開発費がかかりますし、そこに
       企業判断が働いたのでしょう。)


      ゆえに、フォートレオンを投与した場合でも、高温多湿でフィラリア感染
      リスクの高い日本・地域では、併せてフィラリア予防薬の服用も必要かと。
      まぁ、「蚊の忌避効果」については、虫よけスプレーがわりと捉えて
      おくのがよさそうです。
      昨年はお散歩前にレニームをシュッと吹きかけていましたが、
      今年はレニームなしでいけそうです


      こちら、アメリカでのCM。(2005年頃~2012年)
      (アメリカでの製品名は「K9 Advantix」)

      これがまた、可愛く作ってあるんです
      3作とも子犬たちのボーイスカウト編(萌~
      ブレてない!!

      さすがアメリカ!
      比較広告打ちまくってます(笑)日本では、まずアウト。
      でも、すごくカワイイ



             K9 Advantix(=フォートレオン)の効果

               REPELS(忌避)    KILL(駆除)

      Fleas(ノミ)      ○          ○

      Ticks(ダニ)     ○          ○

      Mosquitoes(蚊)  ○          ○




      「おとうさん、おかあさん、K9 Advantix送ってくれてありがとね♪」編





      最後は、フォートレオン(K9 Advantix)にノミの幼虫駆除効果をプラスした
      「K9 AdvantixⅡ」の今年のCM。
      もちろん、比較広告もバッチリさ(笑)






      お次はフォートレオンのデメリット

      ①ノミの卵の孵化、幼虫の発育阻止はできず

      ②仮に投与量を調整したい場合、容器が透明ではないので、量調整が難しい

      ③投与後、2週間はシャンプーできない
       →つまりは、雨の日も要注意

      ④猫への使用は禁忌
       →つまり、仲睦まじい同居猫がいる場合は要注意
        投与箇所を同居猫が舐めることのないよう、少なくても投与後
        24時間(できれば48時間)は接触させない方が安全かも・・・。

       【禁忌の理由】
       猫は遺伝的にピレスロイド系薬剤(フォートレオンの有効成分のひとつ
       ペルメトリンもこれに分類)の代謝スピードが遅いため、代謝物の
       蓄積が起こりやすいことに加えて、グルーミングで体を舐める回数が多く、
       中毒症状が現れる可能性があるため、とのことでした。

      ⑤取り扱っている動物病院がまだ少ない
       →このため、今回はじめてネット通販で動物医療薬をゲットしちゃい
        ました
       


      決してフォートレオンをおススメするわけではありませんが、
      マダニ対策に力を入れたいという方は、一考の価値はあるかも
      しれません。


      バイエル薬品のコチラのサイトから、仕様書(添付文書とほぼ
      同内容の文書がご覧になれます。
      (しかし・・・なぜ製品に添付されている仕様書程度の
       文書を獣医師向けのページにしかアップしないのかな??)


      マダニを媒体とする感染症の一つ「バベシア感染症」も、
      高発症地域の沖縄や九州、西日本に限らず、最近では関東、東北でも
      ちらほら発生事例が報告されているようです。
      (背景に旅行先での感染や、マダニの分布域拡大など)

      これまで一部の地域に限定されていたバベシアが、今後全国的に広がる
      可能性が指摘されています。

      まぁ関東以北に住む一般飼い主が、現時点でバベシアにナーバスになる
      必要はないでしょうが(愛犬連れて西日本以西に旅行する時を除き)、
      バベシアを頭の片隅に入れつつマダニ予防対策を検討することは
      大事だと思います。

      バベシアについてもう少し詳しくお知りになりたい方は、
      コチラで鹿児島大学 遠藤泰之教授の講演「バベシア戦線北上中」
      (第29回動物臨床医学会年次大会ランチョンセミナーでの講演)が
      視聴可能ですのでご覧になってみてはいかがでしょう。(視聴無料)


      こちらは、2010年2月13日(土)、日本獣医内科学アカデミー
      ランチョンセミナー(協賛:バイエル薬品)のダイジェスト。

      講師:亘 敏広教授(日本大学 生物資源科学部 総合臨床獣医学研究室)
      「関東でも油断できないバベシア感染症」



      ということで、初フォートレオン投与直後のベニーくん。

      IMG_7045 (2)


      いつもと変わらず。






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