老犬トレイ ~Old Dog Tray~
      2010 / 08 / 22 ( Sun )
      今日は、年老いた愛犬との生活を歌ったフォスターの
      「老犬トレイ」という曲をご紹介します。
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      Stephen Collins Foster (1826.7.1 - 1864.1.13)


      アメリカを代表する作曲家フォスター作品には「おおスザンナ」
      「金髪のジェニー」「ケンタッキーの我が家」「夢路より」などなど
      私たちにもなじみのある音楽が多いと思います。

      そのフォスター作品の中では、知名度が高いとは
      いえないものの、とても胸に響く歌です。

      「Tray」は、少年時代フォスターの家で飼われていたセッター種の
      老犬の名前だとか。
      少年時代、比較的裕福な生活を送っていたフォスター。
      Trayは、経済的にも愛情にも満たされた幸せな少年時代を
      彷彿とさせます。

      不遇な晩年を過ごし37歳という若さで極貧の中、旅立ったフォスター。
      耐えがたい孤独の中、Trayと共に過ごした幸せな時間に思い馳せる
      ことで、束の間の慰めを得ていたのかもしれません。
      傷つき疲弊しきった彼にじっと視線を注ぐのは、目の前に存在する
      Trayではなく、彼の胸の奥深くに生き続けるTrayだったのだなぁ・・・
      (ちなみに「老犬トレイ」はフォスター27歳の時の作品です。) 



      老犬トレイ(Old Dog Tray)
      作詞・作曲 S.C.フォスター


      人生の朝が過ぎ
      とうとう夕暮れどきがやってきた
      私は、かつて幸せだった頃に思いを馳せる。
      村の草原で、老犬トレイと楽しく過ごしながら目にした思い出の数々を。
      トレイはずっと忠実でいてくれた。
      深い悲しみもけっして彼を追い払うことはできない。
      彼は穏やかで、親切だ。
      私は絶対に、絶対にトレイ以上の友に出会うことはないだろう。


      私が友と呼んでいた人々は
      ひとり またひとりいなくなり、
      愛した人も、親しい仲間も皆世を去った。
      彼らの幸せそうな笑顔も穏やかな声も消え去った。
      私には、トレイの他には何も残されていないのだ。

      (コーラス)

      トレイはずっと忠実でいてくれた。
      深い悲しみもけっして彼を追い払うことはできない。
      彼は穏やかで、親切だ。
      私は絶対に、絶対にトレイ以上の友に出会うことはないだろう。


      想いが過去を呼びさます時、
      彼の目は、じっと私に向けられる。
      私の傷ついた心が何を語るか
      彼が感じとっているのがわかる
      -たとえ言葉を発することができなくとも-

      私は、このトレイを超える友を
      空しく、ああ空しく探していくのだろう。

      (コーラス)

      トレイはずっと忠実でいてくれた。
      深い悲しみも彼をけっして追い払うことはできない。
      彼は穏やかで、親切だ。
      私は絶対に、絶対にトレイ以上の友と出会うことはないだろう。

      117996335_b7b551abeb.jpg
      [photo by ben hulse ]


      以下のサイトで、ボーカルつきの音楽と原詩が紹介されています。
      (※音楽は自動的に連続再生されます)
      ぜひお聴きになってみてください。

      山本良久の音楽
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      コメント
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      愛犬の歌、いいですねぇ~♪
      愛に溢れてますね。
      こんなステキな文章力欲しいです。(^-^;

      見つめあう1匹と1人の写真にウルウル(;д;)きちゃいます。
      by: non☆(@'ω'@)たん * 2010/08/27 12:31 * URL [ 編集 ] | page top
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      nonたんさん、

      私はこの詩を読んだ時、フォスターのどうしようもなく深い孤独と寂寥感に胸がいっぱいになりました。

      「夢路より」もそうですが、フォスターの調べは悲しいまでに優しく、美しいなぁ・・・と。

      私も、こちらの一人と一頭のお写真、大好きです(*^_^*)素敵ですよね。
      by: だい * 2010/08/27 20:33 * URL [ 編集 ] | page top
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