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      2018 / 03 / 29 ( Thu )
      「自分は犬に好かれる」などと自惚れたことはありません。

      でも、その子はたしかに私を好いてくれました。

      「だいすき」と、いつも伝えてくれました。

      ホテルにいるときも、

      おうちにいるときも、

      入院先の病院でも・・・。


      先日、入院先の病院に彼をお見舞いにいきました。
      前夜に見舞われたご家族様のおはなしから、
      立ち上がるのは厳しい状況だろうな・・・・と思いつつ。
      私を認識できない状態かも・・・・。
      どんどん悪いほうへ考えが向いていました。

      病院へ到着した私の目に飛び込んできたのは、
      立ってこちらを見ているその子でした。

      おもわず名前を叫ぶと、トコトコこちらへ向かってこようと
      してくれました。

      嬉しかった。本当に嬉しかった。
      ここ最近、これほど嬉しかったことはありませんでした。


      彼の首に抱きついて、自分が何を口にしたのか
      あまり覚えていません。

      覚えているのは、彼のふわふわしたコートに頬を埋め
      とめどなく涙が溢れたこと。
      そしてその間、いつもそうしているように、彼がじいっと
      私のハグを受け入れてくれたこと・・・。



      彼は桜が咲きほこる中、旅立ちました。



      私のことが好きだと、いつも伝えてくれてありがとう。
      私もキミが大好きだった。特別だった。

      この仕事を続けてこられたのは、キミの存在が大きかった。
      支えているつもりが、私が支えられていた。



      ある小説家が、年老いた愛犬について次の言葉を残しています。

      I don't know what I've done to deserve that kind of friend.
      このような友情を受けるに値することを私はなしえただろうか。


      ここ数日、この言葉を反芻しています。

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