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      山口大獣医学部の挑戦 - 実験動物を使わない獣医師教育の実現に向けて
      2018 / 01 / 16 ( Tue )
      昨日(1月15日)付で山口大学共同獣医学部が開始した
      クラウドファンディングのプロジェクトをシェアいたします。

      獣医学教育において、国内で初めて実験用動物を用いた
      実習の全廃を掲げた山口大学の挑戦を、心から支持します。

      今回のクラウドファンディングが、多くの賛同者を得て
      無事成立することを願ってやみません。

      (なお、今回のプロジェクトに寄せられた寄附は、動物モデルや
       模型の導入に充てられますが、目標額の200万円に達しない場合、
       山口大学は一銭も受け取ることはできません。)


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      [Photo from ready for]


      獣医学教育において、生体の動物を使用する実習が少なからずありますが、
      山口大学共同獣医学部は第3期中期目標期間中(平成33年度末)に
      生体を使った侵襲性の高い実習は原則実施しない方針を定め、
      動物愛護、動物倫理に立脚した実習方法を実施することとしました。


      そのために、動物モデル、疾患モデル、手術モデル、プラスチネーション、
      3D動画、バーチャルリアリティー、ミックスドリアリティーなどを活用した
      スキルスラボを立ち上げ、整備しているところです。
      これらは学生実習に有効なだけでなく、
      学生の自学自習のために必要不可欠なものでもあります。


      本プロジェクトは、学生の、学生による、学生のためのスキルスラボを
      さらに整備するためのものです。
      大学は「ひとつくり」が原点です。
      「新しいタイプの獣医学士をつくりたい」という強い決意で取り組んでいます。
      皆様にお力添えをいただければ幸甚に存じます。

      (山口大学 共同獣医学部長 木曾康郎氏のコメントより)




      (以下画像はすべてready forより拝借)

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      山口大学 クリニカル・スキルスラボ



      content_339f5868588cfc8fda4a1ec94ead8f737c5fcfc0_ (1)
                             聴診の演習



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      採血の演習



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                         聴診、牛の保定の演習



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                          馬の触診の演習




      content_339f5868588cfc8fda4a1ec94ead8f737c5fcfc0_ (2)
      今回のプロジェクトで集まった寄付で、導入を予定している
      馬の等身大検査シュミレーターの画像。(総経費約400万円)


      「馬の身体検査・触診・薬剤投与などの技術習得に使用します。
      特に馬の胃や腸などの消化管は腹痛を伴う疝痛(せんつう)という
      病気を起こしやすい構造をしています。疝痛は放置しておくと、
      馬の生命をも奪う怖い病気でありながら、その発生頻度は高く、
      適切な診断を習得することは非常に重要です。
      このシミュレーターで基礎訓練を積んでおくことで、
      実際の馬の診療時に正確な診断と処置ができるようになることが期待されます。

      馬は性格が穏やかでありながら臆病な面も持ち、多くの学生が
      馬に触って診察の練習をすることは難しいです。
      また馬へのストレスも考慮し、実際の馬で実習を行うことは避けたいことです。

      このモデルはとても精巧で実際の馬の大きさを再現しており、
      内部の体内臓器は取り出すことも可能です。
      何年にも渡って多くの学生が使用できます。
      CSL(クリニカル・スキルスラボ)に設置する、動物モデルや模型の種類が
      増えることで教育環境が充実し、将来獣医師となる学生の経験や
      技術不足の解消につながります。(ready for より)」



      山口大学のチャレンジングな取り組みを応援くださる方は、
      ぜひリンク先をご参照願いますm(__)m

      山口大獣医学部の挑戦!動物の生体を使わない獣医師教育の実現へ



      今回の導入が実現することで、将来的には犬や猫などの小動物の
      精巧な検査シュミレーター導入に広がっていくことでしょう。
      この流れが、ひいては他大学へ波及することも・・・。

      ぜひぜひ、多くの方のご協力が集まりますように・・・・。

      (お願い)
      もしブログやSNSをなさっている方がいらっしゃいましたら、
      山口大学のクラウドファンディングについてシェアいただけますと
      大変幸いですm(__)m
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