※現在「ホテル日記」はフェイスブックの投稿にて代えさせて
いただいております。ご了承くださいませm(__)m

昨日、撮りためたSDカードを整理中、2010年に撮影したベリーとゴンタの
動画を見つけました。
ベリーを亡くして以降、彼の動画を見ることができなかった私ですが、
昨日、はじめて動くベリーの姿を目にしました。
最初はドキドキしながら。
でも、大丈夫でした。
同じ動画を、何度も何度も繰り返し見ました。

その同じSDカード内に収められたベリーの画像を
ひとつひとつチェックしていた時、とある写真が目に入り、
フリーズしました。
それは、最愛の犬が力なくベッドに横たわっている姿でした。
亡くなった後の、姿でした。
撮らないでと、私は何度も懇願したのですが、
家族が撮影したものでした。
だから、見ないでいたのに。
当時撮影したSDカードを封印していたのは、この画像が
残っていたためだったと、思い出しました。
見たくないなら、削除すれば済むはなし。
さりとて、それすらできず。
いい歳した大の大人が・・・・・。

なぜヒトは、愛するものの亡骸を、カメラに収めようと思うのだろう。
被写体は、本人のように見えて、本人ではない・・・・。
生前とほとんど変わらぬ姿形で眠っているかのように傍目には
見えても、それは彼らが脱ぎ去った肉体の抜け殻にすぎず・・・。
自分「ではない」姿をカメラに収め、残し、目に触れてほしいと
果たして本人たちは思うだろうか・・・。
命を終えた動物には等しく、それがたとえ人間以外であれ、
尊厳はあるのではないだろうか・・・・。
ついつい、そう思ってしまうのです。


元気で、楽しそうにしていた姿を、ずっと心に。