僕にはエミリーがいる
      2016 / 10 / 10 ( Mon )

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      お利口さんのノイちゃんに、オヤツをあげましょう♪



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      はい♪



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      もいっちよ♪



      ・・・・・をかれこれ3回ほど。




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      ノイちゃんや。

      オヤツはもうおしまい。

      かわりに、猫とおじいさんのお話をしてあげようね。






      イギリスの片田舎、しかも牧草地の片隅にある、お世辞にも家とは
      いいがたい簡素な住まいに、ユージンおじいさんが愛猫エミリーと
      ひっそり暮らしていました。

      実はこのユージンさん、もともとは裕福な家庭に生まれ育ち、
      なんと出身は名門オックスフォード大学!!
      でありながら、一人浮世離れした暮らしを続ける一風変わった人。

      ある日ふらり猫がどこからともなくやってきてユージンさんのすみかに
      居つき、それから「一人と一匹」の生活がはじまりました。

      これまでずっと、一人の生活を特に寂しいとも感じたことがなかった
      ユージンさんが、ヘリオット先生にこう語ります。

      「今やエミリーがいなくなったら、自分がどんなに寂しくなるか知っています」



      そんなある日、ヘリオット先生はとあるパーティーでユージンさんに
      瓜二つの男性を見かけます。
      いでたちは見違えるほど立派。
      尊大な態度も先生のよく知っているユージンさんとは正反対です!

      後日、彼がユージンさんの実の兄だと知らされます。

      お兄さんは、莫大な財産を独り占めして相続し、
      取り巻きたちに囲まれ、たいへん裕福な生活を送っていました。


      詩を愛し、つましい年金暮らしのユージンさんとは生活ぶりも
      態度もまるきり違います。

      先生はユージンさんに、お兄さんに会ったことを伝えました。


      すると、ユージンさんは言いました。

      「兄は幸せな人間ではないのです・・・・。」

      でも、お兄さんには大変な財産がありますよね?と先生が返しますと・・・・


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      老人は穏やかに笑った。

      「そうです。しかし彼が持っていないものもずいぶんたくさんありますよ。」

      私は紅茶をひとすすりした。

      「その通りですね。
       例えば彼にはエミリーがいませんよ!」


      「まさにその通り!
      実はぼくもいまそのことを言おうとしていたんですが、
      先生にばかだと思われるのではないかと思ったんです。」

      彼がのけぞって笑った。
      陽気な子供っぽい笑いだった。

      「そうです、ぼくにはエミリーがいます。 なにより大事なものが!
      その点で先生と同じ意見なのはとても嬉しいですね。
      さあ、もう一つパンをどうぞ」


                ジェイムズ・ヘリオット著 『生きものたちよ』より

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      「僕にはエミリーがいます。なにより大事なものが!」

      いやもう、たまりませんなぁ!!

      お兄さんからしたら、弟は何一つ持ち合わせていない
      「哀れな貧乏人」にすぎないことでしょう。

      ところがどっこい、さにあらず。


      一度でも動物と心を交わし、確かな繋がりを感じたことがおありの方なら
      きっと同感いただけるかと・・・・(^_-)





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      あ、ノイちゃんはこのお話にはまったくキョーミなしだそーです。

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